シルクスクリーン版画とは、昔・・・というか、この作り方が始まったころに、絹(シルク)で枠に幕(スクリーン)を張った版を使用していたため、「シルクスクリーン」と呼ばれているようです。
今では、絹(シルク)の変わりにナイロンやテトロンと言った化学繊維を絵の額よりも一回り大きいアルミ枠に張り、その繊維の目に、絵柄のインクの通る部分と通らない部分を作り、版を作るんだそうです。
そして、インクを版の上に載せて、ヘラ状のゴム板で圧をかけながらインクを移動させると、繊維の目を通して下の紙に絵柄を刷ることが出来る。そうした作り方で出来上がったものがシルクスクリーン版画だそうです。
このシルクスクリーン版画は、単純なものであれば学生でも作れるようですが、細かい作業、技術については、推し進めると、かなり於くが深く、プロと素人の技術差は歴然のようです。
それぞれの工房には得意、不得意があって、あの技術ですりたいと思えば、あそこの工房。この技術じゃないとこの絵は表現できないというと、あそこの工房・・・となるようで、こうぼうによってもかなり出来に違いがでるようです。
そんな話を知ると、このシルクスクリーン版画の奥深さの一端を見ることができるような気がします。
シルクスクリーン版画の制作風景が、アールブリアンのホームページにありましたのでぜひご覧になってくださいね。